6月19~21日にパシフィコ横浜で行われた「第28回 日本臨床救急医学会総会・学術集会」に、救命救急センターの福島医師が参加しました。

2日目はコーディネーターとしてPr Benoît VIVIEN氏の「The French SAMU system: from daily practice to major mass casualty incidents」の講演に関する運営に携わりました。講演では、「フランスにおける病院前医療の歴史」「SAMU(Service d’Aide Médicale Urgente、フランスの緊急医療援助体制)の組織と使命」「日常診療と重症患者対応」「今後のイノベーション」「テロや災害への対応」「2024年のパリ五輪の振り返り」などの貴重なお話を聞くことができました。

3日目は「救急活動の覚知から病院到着までの時間短縮の取り組み」というテーマのワークショップに座長として参加し、全国の取り組みや現状に関して、活発な議論をさせていただきました。

また、「親子で一緒に学べる市民公開講座」を拝聴し、熱中症やAED、窒息対応などを市民の方々にどのように啓蒙して行くか、という視点で多くの気づきがありました。地域全体でこれらの課題に取り組む必要があると実感しました。

さらに、当院のICLSなどの研修でいつもお世話になっている、医療シミュレーター業者さまのブースも訪問。4月に臨床研修医向けに行ったICLS研修の様子を撮影したものが紹介されていました。

紹介された動画はこちらよりご覧いただけます

今後も積極的に学会へ参加し知識を深めるとともにさらなる研鑽を重ね、地域医療に還元できるよう取り組んでまいります。