9月9日に小児救急勉強会「SQO(すくおー)」を院内で開催しました。
小児救急勉強会「SQO(すくおー)」とは?
医療従事者、行政職員、教職員、消防職員など小児の地域医療にかかわる方が参加する勉強会で、小児に関する症例検討会を通じて救急活動の検証を行い救急活動の質を向上させる/各疾患について理解を深めて知識・技術を身につけ、より良い救急医療を住民に提供する/SQO を通じて真の顔の見える関係を構築する/チーム医療を実践し、地域救急医療を充実させることを目的としています。2012年からはじまり、今回で25回目となります。
対面とWebのハイブリッド形式で実施し、病院関係者や消防職員、幼稚園や保育園や学校の教職員など地域医療に関わる約350名の方に事前お申込みをいただきました。
まず、埼玉東部消防組合の救急救命士より5歳男児の発熱・失語症例と題し症例発表が行われました。本症例は、腹痛・発熱後に意識の状態が悪くなったため救急要請、当院へ搬送を行った事案です。傷病者の観察方法の工夫、症状に適した医療機関の選定について発表がありました。
その後、当院の小児科 西川医師より「小児のけいれん、けいれん重積状態」と題した講義が行われました。けいれん発作観察の注意点、てんかん(けいれん)重積状態の病院前治療で昨今注目されている「ミダゾラム口腔用液」を解説しました。
今後も継続的に勉強会を実施し、SQOを通じて顔の見える関係性を構築するとともに、地域における小児救急医療の発展につなげてまいります。






