6月28日に「令和7年度埼玉県東部地域外傷セミナー(JPTEC)更新コース」を当院で開催し、福島医師がコース世話人、CMD(コースメディカルディレクター)として参加しました。更新コースとしては大所帯で、受講者20名、指導者16名(CMD、CC含む)と多くの地域からご参加いただきました。
JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)とは、外傷病院前救護ガイドラインの略で、日本救急医学会公認のプレホスピタル(病院前)での外傷教育プログラムのことです。座学、実技、実技達成度評価および筆記試験により、病院前救護にかかわる救急隊や医療従事者が基本的な病院前外傷観察・処置を学びます。今後も継続して講習会に参加、当院でも開催をし、病院前救護に対する教育などを積極的に行ってまいります。
今回の更新コースはオリエンテーションをはじめ、「講義・ベーシック・アドバンス・終了式」という構成で行いました。「基本に忠実に」「チーム活動で時間短縮」を指針の重要事項とし、【現場滞在時間短縮・目標は10分】でチーム連携し、さらなる知識・技術を取得していただきました。

受講生の方々のみならず、指導者の方々とも双方向でコミュニケーション、ディスカッションし、様々な地域の実情なども話し合い、Preventable Trauma Death(PTD:避けられた外傷死)を減らすために、今後も尽力してまいります。
