謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本年も皆さまのご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

昨年は元旦に発生した能登半島地震をはじめ、4月からの医師の働き方改革、6 月の診療報酬改定など様々な出来事がありました。さらに私事としては、4月に加須病院の院長に就任、新天地でのかじ取りに尽力するなど、公私ともに激動の1年だったと感じています。当院としましても、この一年でどこまでの地域医療の一役を担うことができたのかは不透明でございますが、微力ながら成長しつつある実感を噛みしめております。

 
さて、2025 年の干支は「乙巳(きのとみ)」です。この年は、学んできたことや努力してきたことが、屈曲して軋む(きしむ)ほどになり、上蓋を跳ねるがごとく芽吹くと一気に極限まで伸びるという勢いのある年でもあると言われています。昨年度までの努力とともに柔軟な知恵をかけあわせ、職員一丸となって飛躍・変革する年にしていきたいと考えていますが、地域住民への医療提供体制を堅持しながら、病院の変革を遂げるのは簡単なものではありません。その分、指導力が問われる一年になると思いますので、私自身しっかりと病院運営に努めてまいります。

今年も、院是である「心」と「医療を通して社会と地域に貢献する」という理念を忘れず、患者さんの病気だけでなく、患者さんを思いやり、患者さんの気持ちに寄り添った対応を目指してまいります。

これまで以上に成長できるよう、職員一同邁進してまいりますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。


新しい年が皆さまにとりまして、幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年元旦  病院長 板橋 道朗