こどもの皮膚の特徴

皮膚の表面にある角質層は、皮脂の膜で覆われています。この膜は、外からの刺激やアレルギーの原因などを肌に入り込ませないように防御したり、体の中にある水分が外に逃げ出さないようにガードしています。これを皮膚の「バリア機能」といいます。
こどもはこのバリア機能が未熟であるため、皮膚の状態が不安定でキメが乱れやすく、外からの刺
激を受けやすくなります。バリア機能を高めるためにも、皮膚の清潔と保湿を心がけることが大切です。

皮膚の清潔・保湿

入浴・シャワー浴を行い、皮膚を清潔に保ちましょう。

  • 入浴・シャワー浴を行い、皮膚を清潔に保ちましょう
  • 熱いおふろは肌を乾燥させ、湿疹がある場合はかゆみを増す原因になるので、ややぬるめに設定をして、温度をよく確認してから流しましょう
  • 使用する石けんやシャンプーなどは、なるべく低刺激性、弱酸性、無香性または微香性の製品を使用しましょう
  • 洗い方は、手のひらでよく泡立て、そのまま手でやさしく洗いましょう
  • 石けん成分が皮膚に残っていると、それが刺激になってトラブルの原因になることがあるため、しっかりと洗い流しましょう

入浴・シャワー浴後は保湿をしてうるおいを保ちましょう

市販の保湿剤を使用してもかまいません。乾燥や湿疹など気になる場合は小児科医に相談してみましょう。