アトピー性皮膚炎について
「アトピー」とは、アレルギー反応がもとになって起こるさまざまな症状を起こす体質のことで、ア
トピー性皮膚炎は、そうした体質がもとになっているのが特徴です。アトピー性皮膚炎がどうして起こるのか、まだ全てのメカニズムが解明されていないのが現状です。
ただ、アトピー体質がもとにあり、そこに食事や環境、肌の乾燥などの悪条件が重なって発症する
のではないかという説が有力です。
症状
特徴は強いかゆみを伴うことです。
- 乳幼児期では顔や頭によくあらわれ、皮膚が赤くなったり、ブツブツができる
- ひじの内側やひざの裏側、首のあたりに湿疹が出たりる
- 耳切れ(耳たぶの下のつけ根部分がただれて切れたようになる) など
症状の対処
- 一番大切なことは、皮膚を清潔に保つこと
- その後、医師の指示通りに薬を塗ってあげましょう
アトピー性皮膚炎の治療では、保湿などのスキンケアで治らない場合、ステロイド剤を用いて
炎症を抑えることがあります。しかし、お母さん達の中でステロイド薬に対して不安がある人
がいると思います。医師の指示通りに使用していれば特別こわい薬ではありません。ぜひかか
りつけ医に聞いてみてください。
アレルギー検査
- アレルギー検査は採血をして検査します。結果には 1 週間ほどかかります。
- 入院中に検査を希望されることがありますが、入院中はアレルギーを抑える薬を使っていることが多いので、退院して調子が良いときに行うことが多いです。