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特長

当科は、腎臓病と透析指導医1名/腎臓病専門医2名/透析専門医2名の合計5名でチームを結成し、腎臓病・透析療法の診療をしています。主な診療内容は、腎臓病の腎生検、各種画像、専門的な血液・尿検査を用いた診断確定と治療、慢性腎臓病のあらゆるステージに応じた治療法の提案、各診療科と連携した全身疾患関連腎臓病や急性腎機能障害の救急治療、腎代替療法の血液透析、腹膜透析など各種診療を行っています。また、カリウムをはじめとした、ナトリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどの電解質異常についても診療を行っております。


利根保健医療圏を中心とした地域における蛋白尿陽性の患者さん、腎臓病患者さんすべてに確定診断名をつけ、適切な治療を早期から提供し、透析療法導入阻止を目標としています。また、透析療法を必要としたときも近隣の透析施設と連携し、よりレベルの高い透析療法を提供できる体制を構築するとともに、透析合併症で入院加療が必要な際には当院の他科診療科と綿密な連携をとり、迅速な治療を提供したいと考えています。また、在宅透析療法の推進や移植外科医と連携し、腎移植の普及に取り組みたいと考えています。

  • 慢性腎臓病のあらゆるステージに応じた治療法を提案しています
  • 各診療科と連携し、全身疾患関連の腎臓病にも対応しています
  • カリウムをはじめとした、ナトリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどの電解質異常にも対応しています

ネフローゼ症候群や血管炎に対するリツキシマブや、多発性嚢胞腎におけるトルバプタン、ファブリー病に対する酵素補充療法、IgA腎症におけるステロイドパルス療法と扁桃腺摘出療法の併用、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)に対するエクリズマブ、自己免疫疾患における免疫吸着療法や血漿交換療法など、最新の治療を積極的に取り入れ、治療の提案を行う方針です。

主な対応疾患・治療

慢性腎臓病(CKD)とは、腎臓の働きが一定の数値に低下してしまう、あるいはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態です。年をとるにつれ腎機能は低下していきますので、高齢になるほど慢性腎臓病になる方が多くなります。さらに慢性腎臓病は、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の重大な危険因子になっています。

IgA腎症

微小変化型ネフローゼ症候群

巣状分節硬化症

ネフローゼ症候群

慢性糸球体腎炎

膜性腎症

膜性増殖性腎炎

高カリウム血症

ループス腎炎

抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管

免疫複合体性小型血管炎

顕微鏡的多発血管炎

多発血管炎性肉芽腫症(旧Wegener肉芽腫症)

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA、旧Churg-Strauss症候群、アレルギー性肉芽腫性血管炎)

抗糸球体基底膜抗体病(抗GBM病)

急速進行性糸球体腎炎

各種膠原病に伴う腎障害

急性腎前性腎不全

急性腎障害

急性腎性腎不全(腎後性腎不全は当科で診断後、泌尿器科で診療します)

常染色体優性多発性のう胞腎

血栓性血小板減少性紫斑病

ファブリー病

血栓性微小血管症(thrombotic microangiopathy: TMA)

溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome:HUS)

非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)

特発性浮腫

慢性腎臓病の合併症(腎性貧血、電解質異常、高尿酸血症、CKD-MBDなど)

高血圧症

悪性腎硬化症

腎硬化症

脂質異常症

メタボリック症候群

肥満関連腎症糖尿病

糖尿病性腎症

急性糸球体腎炎

感染症後腎障害

薬剤による腎機能障害

各種実績

指標 2021年度 2022年度 2023年度
外来患者数 8,923 7,547 7,029
入院患者数 556 525 496
平均在院日数 17.3 17.0 15.2

疾患 実績
慢性糸球体腎炎 準備中
慢性腎不全 176
急性腎不全 18
ネフローゼ症候群 45
重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 23
急速進行性糸球体腎炎 準備中
ANCA関連血管炎 準備中
多発性嚢胞腎 準備中

疾患 実績
腎生検数 54
透析導入数 63
維持透析患者数(平均) 準備中
入院透析患者数(延べ人数) 2,121
腹膜透析患者数(実患者数) 17
特殊血液浄化 準備中