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  • 医師の都合により休診となる場合がございますので、ご了承願います
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特長

乳腺の関する全ての疾患を診療しており、中でも『乳がん』の診断から治療まで診療しています。乳がんは毎年患者さんが増加しています。現在では9人に1人の割合で乳がんに罹患すると言われています。一般に、乳がん患者さんの約70%は乳房腫瘤などを自己発見して受診された方です。残りの約30%の患者さんは市町村、職場および人間ドックなどのがん検診での二次検査の必要ありと判定された方々です。当院でも、乳がんの二次精密検査を積極的に行っています。

  • 乳がんの診断から治療まで対応しています
  • 乳がんの二次精密検査を積極的に行っています
  • 個々の患者さんに必要な治療を行います

一般に、乳がんは生物学的な特徴の違いにより個々の患者さんに必要な治療を行います。手術、化学療法(抗がん剤治療)、ホルモン療法、分子標的治療、放射線治療を組み合わせで行うのが通常です。一言に『乳がん』と診断されても、患者さん一人ひとりが少しずつ異なった個別の治療が行われています。このように個々の乳がん治療は専門的かつ包括的な知識、サポートが必要とされるため、当院では乳腺専門医、看護師、薬剤師、社会福祉士(MSW)、リハビリテーション科などとチームを作り、一連の治療を全力で支援しています。

主な対応疾患・治療

乳がんは、乳房にはりめぐらされている乳腺に悪性の腫瘍ができる病気です。40~50歳代の女性に多く、進行するとわきの下のリンパ節や、血流によって肺や骨など全身に転移しやすいので、早期発見が重要です。早期に発見できれば高い確率での完治が期待できるので、定期的な自己チェックや定期検診の受診、食生活の改善などが必要です。

乳がん

▼当院の実施可能な治療内容

ホルモン療法

化学療法

外科治療

30歳代から40歳代の女性に多く見られます。乳房の硬結(乳房の張り)や腫瘤(しこり)を触れて気がつきます。疼痛を伴うことが多く、とくに生理前に症状が強くなります。治療の必要はありませんが、組織学的な特徴が多彩なため、検査(マンモグラフィ検査や乳腺超音波検査)画像も様々です。そのため、乳がんと鑑別する必要があります。

思春期から30歳代の若い女性に多いとされています。乳房腫瘤を自覚されて受診されることが多いです。腫瘤は乳房の中でコロコロと動く感じで表面がツルツルした感じで触れます。時折、疼痛を伴うこともあります。がん化することはないので、多くの場合は手術は不要です。しかしながら、突然増大することもあり、3cmを超える線維腺腫は腫瘤摘出術をお勧めします。また、40歳代以上での線維腺腫は乳がんとの鑑別が必要ですので、必要に応じてマンモグラフィ検査、乳腺超音波検査および組織検査などを行なって経過観察する必要もあります。

排卵から次の月経までの黄体期に分泌されるホルモンの作用により、乳房の腫脹や疼痛を感じます。いわゆる『生理的な痛み』なので治療の必要がなく、心配ないとされています。乳がんの症状であると心配されて受診される方が多いのも実情です。一般に乳癌で疼痛を自覚されることは極めて稀です。しかしながら、乳房痛をきっかけにマンモグラフィ検査や乳腺超音波検査を受けることをお勧めします。また、内服薬(胃薬、降圧剤、痛風治療薬など)が原因で乳房痛を自覚されることもあります。男性が罹患する『女性化乳房症』も薬剤が大きな原因の一つとされています。

各種実績

指標 2022年度 2023年度 2024年度
外来患者数 1,551 1,757 2,287
入院患者数 22 22 56
平均在院日数 6.1 5.3 6.2

疾患 2022年 2023年 2024年
乳がん 23 20 40

検査名 実績
針生検 107
細胞診 29
マンモトーム 8