当院から皆さまへ
- 感染防止対策について
- 患者さんのお名前確認について
- 病院敷地内の全面禁煙について
- 病院内での撮影などについて
- 迷惑行為について
-
輸血を拒否される患者への
対応について - 医師・看護師の負担軽減および処遇改善について
- 看護師特定行為の包括同意について
- 後発医薬品・バイオ後続品の利用促進について
- 新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画について
感染防止対策について
新型コロナウイルスなどの感染症による院内感染拡大を防ぐため、来院される方へ感染拡大防止対策にご理解とご協力をお願いいたします。
来院される方へお願いしたいこと
- マスクの着用
- 手洗い・手指消毒の徹底
- 面会時間の制限
- せき・くしゃみなどの周囲への配慮
患者さんのお名前確認について
医療安全のため、患者さんのご本人確認をしています。
「姓・名・生年月日」をお伺いしていますのでご協力をお願いいたします。
当院では、誤認防止・医療安全の観点から「患者さんのご本人確認」を徹底しています。治療には多くの医療者が関わっています。万一、患者さんを間違えると大きな事故につながることもあります。そのため、診察・検査・点滴・書類を受け取る時などさまざまな場所で確認を行っています。毎回の本人確認になりご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
患者さんのご本人確認が大事である3つの理由
- 同性の方もいるため
- 医療者も間違える時があるため
- 患者さんの取り違い防止のため
病院敷地内の全面禁煙について
当院は、厚生労働省の健康増進法に基づき、病院敷地内では禁煙となっています。ご理解とご協力をお願いいたします。
注意事項
- 加熱式、電子タバコ、その他類似品につきましても禁止となります
- 駐車場などを含め、当院の敷地内は全面禁煙となります
- 病院周辺の路上などでの喫煙は、近隣の方に迷惑となりますのでご遠慮ください
病院内での撮影などについて
病院内での、撮影・録音は原則禁止といたします。
当院では、患者さんや来院者、および職員のプライバシー・個人情報保護のため、許可のない院内外での写真・動画撮影や録音およびブログやSNSなどを含むインターネットへの投稿を禁止しております。
写真撮影・動画撮影・録音などが許可される事例
- 当院が撮影や録音などを許可している場合
- 患者さん自身や家族などによる、患者さんご自身や家族などの撮影
- 録音の場合・ 病院敷地内で、施設や機器・設備を撮影する場合、当院から撮影許可を得ている場合
- 職員による、診療目的・業務上の理由による撮影や録音
注意事項
- 患者さん、来院者が撮影・録音する場合は、当院職員に許可を得てください
- 当院の許可を得て撮影・録音したデータは、目的以外に利用しないでください
- 無断撮影・録音などが判明した場合は、データの消去をお願いすることがあります
- 無断撮影・録音などの疑わしい行為があった場合は、職員がスマホなどの写真・ 動画を確認させていただくことがあります
- 撮影・録音したデータをSNSなどのインターネット上で公開し、問題が発生した場合は、投稿者の責任であり、当院は一切の責任を負いません
迷惑行為について
当院では、患者さんや職員の安全を守り、質の高い医療を提供するために、病院内において下記の迷惑行為を禁止としております。迷惑行為があった場合、診療の中止および病院内への立ち入りをお断りすることがあります。また、必要に応じて警察署へ通報する場合がございます。
迷惑行為
- 当院における秩序を乱し、診療や業務を妨害する行為
- 他の患者さんや職員への暴力、威嚇行為、ハラスメント、また大声・暴言などで他の患者さんに迷惑をおよぼし、診療などに支障を来たす行為
- 職員に対する文書作成などの強要や執拗な面談行為
- 治療や面会などの用事なく当院内に出入りし、注意しても退去しない場合
- 危険物を持ち込む行為
- 当院の敷地内で喫煙する行為
- 所定の場所以外に車、バイク、自転車を停める行為
- 建物、設備、機器などを汚損または棄損する行為
- 当院の規則に反する行為や正当な理由なく職員の指示に従わない行為
- その他、当院の運営・管理に重要な支障を来たすと認められる行為
輸血を拒否される患者への対応について
当院では、輸血拒否患者さん(宗教上の理由などにより輸血を拒否される場合も含む)に対し、以下のように対応いたします。
輸血拒否患者さんへの対応
- 当院では、いかなる場合においても「相対的無輸血治療」を施行します。
- 輸血を行う必要がない治療および検査に関しては、全ての患者さんに対して平等にかつ最善の医療を提供いたします。
- 「絶対的無輸血治療」に関する同意書などの受理・署名はいたしません。
- 相対的無輸血治療に同意いただけるようにご説明いたしますが、最終的に同意が得られない場合は、当院では治療を困難と認め、転院を勧めます。
- 輸血以外に救命の手段がないと判断される緊急時(救急搬送や入院中の病状急変など)には、同意が得られなくても救命のための手術、輸血両方を実施します。
- 「絶対的無輸血」とは、患者さんの意思を尊重し、たとえいかなる実態になっても輸血をしないという立場・考え方を言います
- 「相対的無輸血」とは、患者さんの意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態になった時には、輸血を行うという立場・考え方を言います
医師・看護師の負担軽減および処遇改善について
2021年5月に「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法などの一部を改正する法律」が公布されていますが、当院でも、医師・看護師の負担軽減および処遇改善に向けて、さまざまな取り組みを行っています。
医師・看護師の負担軽減についてはこちら看護師特定行為の包括同意について
特定行為とは、医師の指示に基づいて作成した手順書に準じて、看護師が行う「診療の補助」行為であり、厚生労働省が定める38行為となっています。この行為は特定行為研修を修了し、専門的な知識・技術を身につけた看護師だけが、実践可能な診療の補助行為であり、当院では「特定看護師」と称します。常に患者さんのそばにいる看護師が特定行為を実施することにより、患者さんの状態に応じ、医師の判断を待つことなく適切な医療をタイムリーに提供することができます。
当院では、特定行為研修を修了し、承認を受けた看護師が、以下の特定行為を行います。また、特定行為を実施する際は、安全に十分に配慮し、医師と連携して行います。
- 呼吸器(気道確保にかかわるもの)関連
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経口用気管チューブまたは経鼻用気管チューブの位置の調整
- 呼吸器(人工呼吸療法にかかわるもの)関連
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- 侵襲的陽圧換気の設定の変更
- 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
- 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
- 人工呼吸からの離脱
- 胸腔ドレーン管理関連
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- 低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定および設定の変更
- 胸腔ドレーンの抜去
- 腹腔ドレーン管理関連
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腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針をふくむ)
- 栄養にかかわるカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
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中心静脈カテーテルの抜去
- 創部ドレーン管理関連
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創部ドレーン管理関連
- 動脈血液ガス分析関連
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- 直接動脈穿刺方による採血
- 橈骨動脈ラインの確保
- 透析管理関連
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急性血液浄化療法における血液透析器または血液透析ろ過器の操作および管理
- 栄養および水分管理にかかわる薬剤投与関連
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- 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
- 脱水症状に対する輸液による補正
- 血糖コントロールにかかわる薬剤投与関連
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インスリンの投与量の調整
- 術後疼痛管理関連
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硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与および投与量の調整
- 循環動態にかかわる薬剤投与関連
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- 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
- 持続点滴中のナトリウム、カリウムまたはクロールの投与量の調整
- 持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
- 持続点滴中の糖質輸液はたは電解質輸液の投与量の調整
- 持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
上記にお示しした特定行為実施へのご協力に関しましては、包括同意について、ご了承いただいたものと判断させていただきます。ご同意いただけない場合であっても、治療および看護上の不利益を被ることはありません。特定行為の詳細は、厚生労働省ホームページ「特定行為に係わる看護師の研修制度」をご参照ください。
特定行為に係わる看護師の研修制度後発医薬品・バイオ後続品の利用促進について
当院では、後発医薬品やバイオ後続品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みを行っています。
現在、一部の医薬品で十分な供給が難しい状況が続いています。当院では、医薬品の供給不足などが発生した場合は、治療計画の見直しなど、適切な対応ができる体制をとっています。状況によっては、患者さんへ投与する薬剤が変更になる可能性がございます。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
なお、薬剤の変更にあたり、ご不明な点やご心配なことがありましたら、医師または薬剤師までご相談ください。
新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画について
当院では、新型インフルエンザ等対策特措法に基づいた埼玉県新型インフルエンザ等対策行動計画の改定に伴い、「社会福祉法人恩賜財団済生会支部 埼玉県済生会加須病院 新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画」を策定しました。
『診療継続計画』とは、新型インフルエンザ等新興感染症(新型コロナウイルス感染症も含みます)が発生した際に当院が診療を継続し、急激に増加する患者さんへの対応とその他の患者さんへの医療について、平時よりも少ない医療スタッフで提供するための診療継続の方法をあらかじめ検討したものです。
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