数字で見る診療実績

医療法における病院等の広告規制について
(厚生労働省)

当院の主な指標

2023年度 病院指標(2023年4月1日~2024年3月31日実績)

  • 救急車搬入受入数

    6,027件/年

    当院に搬送された
    救急患者数です

    うち3次救急受入数

    728件/年

    当院に搬送された
    救急患者数です

  • 新入院患者数

    8,573

    1年間に入院された患者数です

  • 平均在院日数

    10.9

    1人の患者さんが平均して何日間
    入院していたかを表す数字です

  • 病床稼働率

    91.4

    病床がどれくらいの割合で
    稼動されているのかの数字です

  • 手術件数

    1,542件/年

    1年間で各診療科で行った手術の件数です

    うち全身麻酔件数

    1,214件/年

    1年間で各診療科で行った全身麻酔手術の件数です

  • 外来患者数

    618人/日

    1日平均の外来患者数です

  • 紹介率

    84.8

    地域の医療機関などから紹介状を
    持参された患者さんの割合です

  • 逆紹介率

    124.8

    当院での治療が終わり、症状が安定した患者さんを地域の医療機関などに紹介した割合です

令和5年度 埼玉県済生会加須病院 病院指標

当院では、DPCデータから厚生労働省が定める標準形式に基づいたデータを数値化し、利用者の皆さまへ公開しています。

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 641 231 125 179 352 656 1151 2553 1720 488
当院は埼玉県北部の地域医療支援病院として幅広い年齢層の患者さんを診察しています。近年の推移をみても、0~60歳未満までは患者数や割合に大きな変動はありませんが、周辺地域での70歳以上の高齢者入院者数が増加しており、退院患者全体の73.0%を60歳以上が占め、70歳以上の割合では58.6%となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 115 16.20 17.38 9.57 81.15
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 107 4.27 4.26 0 70.44
050030xx97000x050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 83 10.10 11.54 1.20 69.22
050170xx03001x 閉塞性動脈疾患 63 10.92 9.00 17.46 77.10
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 61 4.18 3.05 6.56 71.25
24時間365日の循環器ホットライン・院内当直対応により、急性心筋梗塞に対する緊急心臓カテーテル治療や心肺停止、心原性ショック、急性心不全に対する集中治療管理を積極的に行っています。また、待機的なカテーテル治療(冠動脈形成術、カテーテルアブレーション、末梢血管形成術 等)も多くの症例に安全に施行しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 278 4.50 6.37 0 3.93
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 94 4.01 5.86 0 3.16
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 69 2.77 5.64 0 5.52
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 26 4.42 5.62 0 3.58
030270xxxxxxxx 上気道炎 25 3.08 4.72 0 3.68
オールラウンドな診療を行いますが、血液疾患・悪性腫瘍、先天性心疾患や児童精神などの専門的な加療が必要な疾患は、専門施設に紹介依頼いたし
ます。急性期の治療だけでなく、日常管理や慢性期の治療にも力を入れています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 145 4.42 4.55 0.69 70.16
060335xx02000x 胆嚢炎等 53 6.45 6.87 0 60.96
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 39 17.56 15.12 2.56 72.23
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 38 2.45 2.61 0 70.45
060150xx99xxxx 虫垂炎 31 9.84 9.84 0 57.42
消化器外科の医師が、胃がん・大腸がん・肝臓がん・膵臓がん・胆管がんなどの悪性疾患、胆石・ヘルニアなどの良性疾患の手術予定ほか、虫垂炎・消化管穿孔・腸閉塞などの緊急手術も行っています。
腎臓外科の医師もおり、透析が必要な患者さんのシャント作成手術や、シャント閉塞に対する血管内治療も数多く行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 68 23.59 25.50 76.47 82.50
160760xx97xx0x 前腕の骨折 34 3.38 4.76 0 54.79
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 17 16.65 19.34 58.85 75.06
160980xx9700xx 骨盤損傷 13 8.62 20.81 23.08 73.85
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 11 8.09 14.00 0 64.09
外傷から変性疾患すべての整形外科疾患への対応を心がけています。
下肢の変形性関節症に対する人工関節置換術や足部変形などにも対応します。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 47 23.19 19.09 59.57 68.53
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 42 16.71 15.70 19.05 69.76
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 42 11.10 9.88 4.76 75.45
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 31 16.58 8.38 25.81 74.97
010070xx02x0xx 脳血管障害 22 10.82 8.70 0 75.95
脳卒中などの急性期疾患に力を入れ、夜間・休日を含めて24時間体制で脳神経外科医がオンコール対応しており、埼玉県が推進する「埼玉県脳卒中急性期診療ネットワーク」の基幹病院として、また一次脳卒中センター(PSC)として常時血栓溶解療法及びカテーテル治療を行える体制をとっております。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 35 14.57 9.54 0 42.54
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 28 17.46 9.89 0 74.86
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 17 16.94 18.16 0 74.21
呼吸器外科専門医が、原発性肺癌・転移性肺腫瘍などの肺悪性腫瘍・肺良性腫瘍・気胸・膿胸・胸腔腫瘍などの胸腔疾患、胸腺腫、神経原性腫瘍、縦隔腫瘍に対する予定手術、緊急手術を多数行っています。また、喀血に対する気管支動脈塞栓術などの血管内治療、気管支枝テントなどの気管支鏡治療も行っています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 12 4.92 7.20 8.33 66.00
010160xx99x00x パーキンソン病 10 18.10 18.24 0 70.20
髄膜炎、痙攣重積、ギラン・バレー症候群などの神経救急疾患を主に、慢性炎症性髄膜性多発神経炎や重症筋無力症、多発性硬化症、筋炎などの神経免疫疾患の治療も行っています。
パーキンソン症候群患者の誤嚥性肺炎、嚥下障害の治療にも力を入れています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 122 2.36 2.44 0.82 71.13
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 69 6.77 6.85 0 74.88
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 48 4.29 5.22 0 61.58
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 45 2.00 2.43 0 58.87
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 33 10.76 13.52 6.06 74.82
主な診療内容は尿路系腫瘍(副腎腫瘍、腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍)、尿路結石症、前立腺肥大症、尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、性感染症)、神経因性膀胱、過活動膀胱、尿失禁(腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁など)などを中心に、疾患について患者さんおよびご家族の方に、十分に納得していただいたうえで、検査、治療をお勧めするように心がけております。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 128 3.52 2.98 0.78 71.29
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 78 18.27 18.65 11.54 75.68
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 61 2.00 2.03 0 55.08
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 41 17.07 20.60 14.63 80.41
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 32 17.22 13.59 25.00 75.88
肺炎、肺化膿症、気管支拡張症といった感染性疾患、肺気腫、慢性気管支炎といった慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、過敏性肺臓炎、サルコイドーシスといったびまん性肺疾患、気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽といったアレルギー性疾患、自然気胸や胸膜炎といった胸膜疾患、肺癌、中皮腫といった腫瘍性疾患など、呼吸器疾患全般にわたり幅広く診療を行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 83 8.34 11.49 1.20 62.05
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 41 12.51 13.81 0 69.56
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 28 6.96 6.44 0 52.32
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 23 22.70 19.94 0 64.70
110260xx99x3xx ネフローゼ症候群 20 5.05 4.65 0 49.75
腎臓病の腎生検、各種画像、専門的な血液・尿検査を用いた診断確定と治療、慢性腎臓病のあらゆるステージに応じた治療法の提案、各診療科と連携した全身疾患関連腎臓病や急性腎機能障害の救急治療、腎代替療法の血液透析、腹膜透析など各種診療を行っています。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 36 4.72 3.62 19.44 44.89
170020xxxxxx1x 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 22 4.73 5.37 13.64 39.32
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 13 17.77 20.60 38.46 71.23
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 11 4.55 9.36 9.09 59.64
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 11 3.00 2.86 9.09 47.27
救急医学科では、救急搬送後に入院となる重症度の高い患者さんが多く、複数の臓器障害を抱える重症患者さんや、専門診療科に振り分けることのできない患者さんへ対応すべく、さまざまな救急疾患に対応できる診療体制を整えています。
外傷や熱傷、急性薬物中毒等をはじめ、365日24時間体制で幅広く患者さんを受入れています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 384 2.15 2.61 0 69.66
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 130 7.79 8.75 0 76.78
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 41 8.61 7.61 0 74.71
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 30 11.97 8.95 0 73.37
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 30 7.27 12.91 0 66.50
食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・胆管・膵臓などと担当する臓器が幅広いことが特徴です。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 94 11.99 13.99 1.06 64.84
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 23 20.35 20.60 13.04 80.57
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 15 12.33 13.52 6.67 74.07
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 14 16.71 13.15 21.43 63.93
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 14 8.36 10.66 0 69.36
糖尿病、内分泌疾患、生活習慣病を対象に精査、加療を行っております。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 64 2.00 2.61 0 72.05
心臓から腹部大動脈・末梢血管まで対応可能になりました。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 53 5 14 15 16 8 1 8
大腸癌 40 37 44 35 14 2 2 8
乳癌 7 4 6 0 3 1 1 8
肺癌 27 8 25 51 18 8 1 7,8
肝癌 16 9 9 3 2 6 2 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌に対し、早期癌から進行癌、再発まで幅広く診療を行っています。鏡視下手術やロボット手術などの低侵襲手術を用いて患者さんの状態にあった手術を提供しています。ステージ0の初期癌に対しても2023年には42例に治療を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 28 11.29 58.54
中等症 115 16.76 79.56
重症 36 18.78 83.42
超重症 7 18.86 86.29
不明 0 0 0
軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によって入院しての加療となる場合があります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 258 23.65 76.11 35.44
その他 27 23.44 73.67 3.16
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。それぞれ発症から3日以内の入院とその他に分けて集計しています。転院率は病型ごとの全退院数における他病院への転院患者割合を示しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 119 2.19 8.17 22.69 75.93
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 103 3.88 3.87 4.85 71.05
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 74 0 17.88 6.76 70.57
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 47 2.53 2.57 0 66.53
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 40 0.20 6.13 2.50 68.93
24時間365日の循環器ホットライン・院内当直対応により、急性心筋梗塞に対する緊急心臓カテーテル治療や心肺停止、心原性ショック、急性心不全に対する集中治療管理を積極的に行っています。また、待機的なカテーテル治療(冠動脈形成術、カテーテルアブレーション、末梢血管形成術 等)も多くの症例に安全に施行しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 91 1.23 2.52 1.10 72.45
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 87 1.14 4.39 1.15 61.52
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 55 0.98 2.02 0 66.40
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 39 0.59 1.15 0 70.44
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器を用いて行った場合) 31 2.68 12.52 3.23 71.87
当院では積極的に腹腔鏡手術を行っています。大腸ではロボット手術を導入しました。胃がん・肝胆膵疾患・ヘルニアでも腹腔鏡手術を行っています。また、多くの症例にクリニカルパスを用いて効率的な治療を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 66 2.71 18.29 62.12 77.45
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 32 1.06 1.22 0 62.22
K0462 骨折観血的手術(前腕) 19 2.79 12.58 26.32 50.21
K0732 関節内骨折観血的手術(手) 17 0.88 7.29 5.88 65.59
K0731 関節内骨折観血的手術(肘) 16 1.81 12.94 31.25 65.06
一般外傷での骨折症例に多数対応しております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 52 1.08 24.92 48.08 79.48
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 37 0.49 16.78 13.51 78.78
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 28 4.21 9.93 17.86 76.93
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) 24 0.13 37.54 75.00 64.54
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 17 0.29 32.76 47.06 71.12
脳卒中の超急性期から質の高い治療を提供し、脳卒中後遺症を最小限にするよう努めております。また外傷性の頭蓋内出血性疾患に対しても迅速な対応が可能で、脳を保護する事を念頭において治療しております。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 24 5.13 10.71 0 47.50
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 23 2.13 13.52 0 75.91
K5132 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) 19 3.26 10.37 0 52.32
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 17 2.18 15.88 0 74.12
当科では最新の胸腔鏡下での治療を積極的に行っています。
一方、血管浸潤や多臓器浸潤などを伴う進行肺癌、悪性縦隔腫瘍に対しても、開胸下での肺切除、また気管気管支形成術、肺動脈、上大静脈などの血管形成術を行うなど難度の高い手術も行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 63 0 1 0 72.00
心臓から腹部大動脈・末梢動静脈までを治療対象としています
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 66 1.15 4.64 0 74.73
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 49 1.06 2.33 0 61.57
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 45 0 1.00 0 58.87
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 28 1.82 8.39 10.71 69.54
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 26 1.12 11.19 3.85 69.92
経尿道的尿路結石破砕術・対外衝撃波結石破砕術や尿路悪性腫瘍に対する手術を多く行っております。2022年6月よりロボット支援下手術が可能となり、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がん、腎盂尿管がん手術で行っております。ロボット支援下でない腹腔鏡下の手術も可能ですので、患者様との相談の上、術式を相談しております。安全安心な手術を第一に感が手行っております。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 16 19.63 24.06 12.50 71.94
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの)を行っております。安心して透析治療ができるように管理を行っていきます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 338 0.16 1.17 0.30 69.85
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 88 2.76 8.66 4.55 79.14
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) 68 1.25 7.90 1.47 74.47
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 49 0.04 1.14 0 68.9
K654 内視鏡的消化管止血術 41 1.12 9.93 7.32 73.54
大腸内視鏡検査で大腸のポリープが発見された場合、癌化する可能性のある腺腫性ポリープが治療の対象となります。基本的には1泊2日入院で治療を行います。
内視鏡的胆道ステント留置術は、胆道癌による胆管閉塞から閉塞性黄疸をきたすため、胆管内にステントを挿入し黄疸や胆管炎に対する治療方法です。
内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD)は、総胆管結石で胆管炎や閉塞性黄疸をおこした場合に行います。ドレナージチューブを用いて胆汁を鼻から体外に出す方法です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.02
異なる 7 0.09
180010 敗血症 同一 38 0.47
異なる 35 0.43
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 4 0.05
180040 手術・処置等の合併症 同一 14 0.17
異なる 2 0.02
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、この表に示す4つの傷病名について、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区分して患者数と発生率を示しています。これらの傷病名が全くないとすれば重症な症例を扱っている医療機関としては不自然であり、多すぎることも問題となります。入院契機が異なるものは入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられます。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
673 616 91.53
肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症は、手術後の安静時や長期臥床の際に血液の巡りが悪くなり、下肢静脈に血栓ができ血管がつまってしまう病気です。
予防策として、「弾性ストッキング又は弾性包帯」や「間歇的空気圧迫装置」の使用、「抗血栓薬」の投与、早期離床やリハビリテーションなどがあり、リスクレベルに応じて単独あるいは併用が推奨されています。
突然死を引き起こす可能性のある重篤な疾患であり、周術期の予防対策を行うことで発生率を下げることに繋がると考えられています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2326 2162 92.95
抗菌薬を適正に使用するためには、感染症の原因菌を特定することが重要で、その方法として最も重要な検査が血液培養です。
血液培養は検出率を高め、かつ検出された菌が真の原因菌かコンタミネーション(汚染)かどうか判断するために2セット採取が推奨されています。
当院では2セット採取率90%以上を目標としており、2023年度は目標を達成できています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1202 834 69.38
広域スペクトル抗菌薬は、様々な菌に対して効果を発揮するため、重症な感染症や、原因菌がはっきりしない感染症に使用されます。
その反面で、不要な菌まで殺してしまうため耐性菌の発現を誘導してしまったり、善玉腸内細菌まで殺してしまい下痢を引き起こしてしまうなどの
副作用が発生するリスクを高めてしまいます。
そのため、広域スペクトル抗菌薬を使用する際は、細菌培養検査を実施し原因菌を特定し、より狭域な抗菌薬に変更することが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は100%が望ましいと思われますが、2023年度は70%でした。
更新履歴
20241106