当院の高度医療

済生会加須病院における
高度な医療の一部をご紹介します。

  1. 01

    手術支援ロボット「ダビンチ」

    4本のロボットアームに内視鏡や電気メスを取り付け、3D画像を見ながら医師が操作。術後の疼痛が少なく、回復が早いのが特徴です。

  2. 02

    脳卒中治療

    脳梗塞やくも膜下出血など、一般的に脳卒中とよばれる病気の治療は、後遺症により生活に支障をきたすこともあり、早期の治療開始が重要になります。

  3. 03

    循環器治療

    狭心症や心筋梗塞、心不全、不整脈など心臓病や閉塞性動脈硬化症などの血管の病気の治療を行っています。

  4. 04

    内視鏡治療

    早期胃がんや大腸がんに対して、内視鏡の先端から特殊なメスを出してがんの周囲の粘膜を切り開き、がんをはがす治療(ESD)などを積極的に行っています。

  5. 05

    心臓血管外科

    お腹の中にある太い血管がコブ状に膨らむ腹部大動脈瘤などの大動脈疾患の治療を中心に行うとともに、狭心症などの心疾患の開心術も行っています。

手術支援ロボット
「ダビンチ」

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繊細緻密な作業が正確にできます。
出血量が少なく回復も早いのが特長です。

患者さんのからだに5-12mmの小さな穴をあけて行う、傷口が小さい低侵襲の手術です。そのため、開胸・開腹手術に比べて、手術中の出血量が少なく、術後の疼痛を抑え、機能温存の向上が可能となります。

ダビンチ手術の対象疾患

  • 泌尿器科(前立腺がん・膀胱がん・腎腫瘍など)
  • 外科(結腸がん・直腸がん)
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脳卒中治療

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24時間365日対応で、
1分1秒を争う超急性期医療に対応。

脳卒中は、1分1秒が命を左右する病気です。当院では、一刻を争う超急性期医療に対応できる体制を24時間365日整えており、より質の高い救急医療を提供します。

高度な脳卒中治療を提供

脳梗塞が起こったときは、発症早期であれば、血管に詰まった血栓を薬で溶解する「t-PA療法」やカテーテル血栓を除去する「機械的血栓回収術」が施行できる可能性があります。また、くも膜下出血に対して脳動脈瘤の破裂を防ぐ「コイル塞栓術やクリッピング術」が迅速に行える体制など、先進的な技術を取り揃えて脳卒中治療を行っております。

一次脳卒中センター(PSC)

地域で発生した急性期脳卒中に対し、24時間365日で脳卒中の患者さんを受入、血管内再開通両方を含む適切な治療を行ってきました。そうした診療体制を強化するとともに、同療法の年間治療実績数などが認定要件に満たしたことから、昨年度は一次脳卒中センター(PSC)コア施設に認定され、より多くの患者さんの治療を行っています。

循環器治療

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虚血性心疾患に対する特殊治療や、
救命救急センターや地域の各救急隊と連携した
緊急手術にも対応。

狭心症や心筋梗塞など虚血性心疾患に対するカテーテル治療、末梢血管治療、不整脈アブレーション治療などの特殊治療を行っています。また、救急・急性期医療に力を入れており、当院の救命救急センターや地域の各救急隊と連携し、24時間365日緊急入院や緊急手術に対応しています。

体にやさしい「FFRct」検査

2024年6月に導入した検査で、冠動脈が狭くなって心臓に十分な血液を供給できなくなる狭心症疑いの方に対して、CT検査の画像データをもとに最新のコンピュータ技術で解析を行い、血液の流れを測定できるシステムです。これまで血管にカテーテルを入れないとできなかった検査が必要なく、患者さんに優しい検査です。

EVT(末梢血管治療)

足の血管が狭くなったり詰まったりすることで血流不足(虚血)をきたし、足の冷感や痛み、引いては足の傷をおこす末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血など)に対し、バルーンやステントで広げて、血流を良くする治療です。局所麻酔による穿刺のみで、体への負担が少なく、早期の社会復帰が可能となります。

内視鏡治療

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患者さんの体への負担が小さく、
後遺症のない高度な医療を提供。

内視鏡技術の進歩により、早期の食道がん・胃がん・大腸がんが手術せずに切除できる内視鏡治療(ESD)などが行えるようになっています。さらに、内視鏡を使って胆管・膵管を造影する検査をERCPも積極的に実施しています。これにより体の負担が小さく、後遺症のない高度な医療を提供することができます。

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)

早期の食道がん・胃がん・大腸がんに対する内視鏡を用いた治療方法で、病変の下(粘膜下層)に液体を注入して病変を浮き上がらせ、がんを粘膜ごと電気ナイフで剥ぎ取っていく方法です。体に傷をつけることなく治療を行うことができるため、術後の苦痛は少ない患者さんに優しい治療方法です。

ERCP(内視鏡的胆管膵管造影)

口から十二指腸まで内視鏡を入れ、その先端から膵管・胆管の中にカテーテルを用いて造影剤を注入し、膵管や胆管のX線写真をとることで直接見られない管の中の腫瘍や結石、狭窄などを評価する検査です。さらに胆管・膵管の精査、総胆管結石の除去術やステント留置術を行うことができます。

心臓血管外科

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患者さんにもっとも適した治療方法の提案。
高度な医療を提供できるよう、新たなことに挑戦。

冠動脈狭窄などの虚血性心疾患や腹部大動脈瘤の手術を中心に実施をしており、循環器内だけでなく他科・多職種と密に連携をとり、ひとりひとりの患者さんに最も適した治療方法を提案し、治療にあたっています。今後も新たなことに挑戦し、高度な医療を提供できるよう取り組んでまいります。

腹部大動脈瘤

人の身体の中でも太い血管である腹部大動脈がコブに膨らんでしまう病気で、コブが5.5cm以上に膨らんだ場合は破裂のリスクがあるため、早期に診断・治療を行う必要があります。腹部大動脈を遮断し、大動脈瘤を切除した後、その部分に人工血管を移植する方法を採用しています。

開心術

2023年12月より開心術(心臓手術)を開始しています。まずは狭心症や心筋梗塞で狭くなった血管の先に新たな血管の通路を作る冠動脈バイパス手術を実施しており、オフポンプもしくはオンポンプ(人工心肺使用)どちらも行っています。人工心肺を使用するかどうかは患者さんの状態に応じて適応を決めています。