済生会加須病院健診センターでは、患者さんの安全性を最優先するため、75歳以上の方への胃バリウム検査(胃部X線造影検査)の実施を見合わせ、胃内視鏡検査(胃カメラ)など、より安全性の高い方法をご提案しております。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
胃バリウム検査の実施年齢に制限を設けるのはなぜ?
高齢になると、以下の合併症リスクが高まる可能性があるため、年齢で一律に制限を設ける方針としました。(個別判断では見落としが生じる可能性があるため、安全面から明確で公平な基準を設けました)75歳以上の方への胃バリウム検査(胃部X線造影検査)の実施を見合わせ、胃内視鏡検査(胃カメラ)などをご提案しております。
- 誤嚥・誤嚥性肺炎:バリウムは重く粘性があるため、飲み込み反射が弱くなっている方は気道に入る危険があります。肺炎を起こすと重症化するおそれがあります。
- 重い便秘・腸閉塞:腸の動きが低下している方、ふだんから便秘が強い方では、バリウムが腸内に停滞し、閉塞や腹痛の原因になることがあります。
- まれな穿孔(腸や胃に穴があくこと):憩室や狭窄などの基礎疾患がある場合、非常にまれですが重い合併症につながる可能性があります。
- 体位交換にともなう転倒などのリスク:検査では台上での体位交換や発泡剤の使用により、めまいやふらつきが生じることがあります。
ご不明な点がございましたら、健診センターまでお問い合わせをお願いいたします。
健診センター(直通TEL)0480-70-0666【平日(月~金)10:00~16:00】