当院は災害拠点病院として、広域の災害が発生した際の連携拠点として、DMATを編成しています。DMATは大規模災害などの現場に急行する災害派遣医療チームです。9月5日~6日に「令和7年度 大規模地震時医療活動訓練」が行われ、救命救急センターの福島医師・当院の看護師2名、業務調整員1名が参加しました。

今回の訓練は、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震を想定し、北海道・青森県・岩手県および宮城県に甚大な被害が発生した想定の大規模実働訓練であり、被災地内の医療機関は73病院、全国の関連機関から336病院359チームが参加しました。

2025年4月にEMISが刷新されてから最大規模の実動訓練でもありました。今回の訓練で得た学びや課題を緊急時に活かせるよう、災害対応能力の向上に努めていきます。

EMIS(イーミス)とは、広域災害救急医療情報システムの略称を指します。大規模な災害が発生した場合に、国や都道府県、DMATなどの保健医療活動チームなどが、医療機関の被災状況などを共有するシステムであり、平成8年(1996年)から運用を開始しています。