6月26日(木)、市民プラザかぞ(加須市市民総合会館)にて出張市民講座を行いました。この出張市民講座は、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただくことを目的としています。

6月は、「みんなで考えよう!心臓に優しい生活」 という内容で、慢性心不全認定看護師の小野看護師より講義を行いました。当日は、51名の市民の方にお越いただきました。
今回の講座では、心不全を見逃さないポイントをはじめ、心不全対策として食事管理・適度な運動・普段の日常生活に注意すること、ACP(人生会議)について解説しました。
食事管理については塩分を控え、野菜・果物・タンパク質を取り入れバランスのいい食事を取ることが大切で、特に塩分の過剰摂取は高血圧・動脈硬化から狭心症や心筋梗塞を発症する可能性もあるため塩分摂取を心がけましょうとお伝えしました。また、適度な運動については65歳以上の方では、無理のない範囲で1日6000歩以上歩くことが推奨されており、有酸素運動を取り入れることで血行を促進したり血管を強くなること。そのほか禁煙、飲酒を控える、ストレスをためないこと、質の高い睡眠をとることが大切であることをお伝えしました。
参加された皆さまからは、「塩分管理、体重管理等改めて見直したいと思った」「毎日の血圧測定を続けたい」「ACP(人生会議)改めて見直したい」などのご意見がありました。この講義を通じて、心臓に優しいセルフケアを身につけて健康に気をつけながら楽しく生活につなげるきっかけになれば幸いです。
当院では、今後も「出張市民講座」を実施してまいります。この講座を通じ、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただけるよう取り組んでまいります。
次回の開催について
<日にち> 2025年7月24日(木)
<時 間> 14:00~15:30
<場 所> 市民プラザかぞ 5階 女性青年センター活動室」
詳細は下記をご覧ください。
出張市民講座|7月24日(木)