4月24日(木)、市民プラザかぞ(加須市市民総合会館)にて出張市民講座を行いました。この出張市民講座は、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただくことを目的としています。

2025年度の初回の4月は、「認知症予防は頭ではなく首から下の身体が大事!」 という内容で、健診センター長で脳神経内科の医師である 村上善勇先生が講義を行いました。当日は、62名の市民の方にお越しいただき、認知症の種類や生活習慣からできる認知症予防法などについてお話いたしました。
今回の講座では、認知症にはアルツハイマー症・血管性型、レビー小体型に大きく分類され、症状などで高血圧や糖尿病がある方の認知症になる確率は増加することなどについて講義しました。また、予防効果としては、週3回以上の30分程度の軽運動や社会的交流に参加すること、良質な睡眠や禁煙も認知予防に繋がり、さらに認知症は、定期の健診での日常健康管理と生活習慣改善で予防効果が高まることもお話しました。
参加者の皆さまからは、「高齢者が心配する認知症について分かりやすく、勉強になりました」、「日頃の生活習慣を見直す機会になりました」などのご意見がありました。また、普段の生活で心がける食事摂取や運動方法について分かりやすく解説したこともご好評いただきました。
当院では、今後も「出張市民講座」を実施してまいります。この講座を通じ、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただけるよう取り組んでまいります。
次回の開催について
<日にち> 2025年5月22日(木)
<時 間> 14:00~15:30
<場 所> 市民プラザかぞ 「5階 女性青年センター活動室」
詳細は下記をご覧ください。
出張市民講座|5月22日(木)