12月2日(月)~4日(水)に加須市立東中学校の生徒さん5名が職場体験で来院しました。職場体験の受け入れは加須病院の移転後初めてです。なかなか大きい病院に来る機会がないこともあり、見るもの聞くもの全てに興味津々の様子でした。医師・看護師だけでなく臨床検査技師・薬剤師・管理栄養士など様々な職種が働いていること、また実際に看護師がどのような業務をしているかを知っていただけるよう、看護部が中心となり企画をしました。

看護師が来ているユニホームを着用し、看護業務の体験・看護師へ質問を行いました

1日目は、看護師の業務内容を知っていただくための座学やワーク、血圧測定・車椅子介助の体験、病院見学を実施しました。病院見学では、臨床検査や薬剤部など看護師以外の職種が実際に働いている現場を見学。様々な職種が病院で働いていることを知っていただけたかと思います。

2日目は、手術室・外来・病棟見学を行いました。手術室では、オペ看護師による業務紹介・手術室の機器の説明、オペ着の着用・器械出し看護を実際に体験。テレビでしか見たことがない手術室にはいろいろな器機があることに驚きの様子でした。病棟では、患者さんにご協力いただき、手の清拭・手浴・足浴などの体験も行いました。

3日目は、救命救急センター・透析室・病棟見学を行いました。救命救急センターでは、ER看護師から業務内容の説明、ワークステーション型ドクターカーで使用する救急バックを使用しながら救急医療の解説をしました。さらにAED訓練用の人形を使用し、胸骨圧迫やバックバルブマスクを用いた人工呼吸の体験を行いました。

看護師への質問タイムでは「看護師になろうと思ったきっかけ」「やりがいを感じるときはどんなとき」など多くの質問をいただきました。職場体験学習に参加した中学生の皆さんからは「看護師はいろいろな仕事をしているということを知った」「進路に活かしていきたい」「手術室の体験が楽しかった」などの感想をいただきました。当院の職員としても中学生の皆さんの元気で明るい笑顔を見ることができ、若いパワーと仕事への活力をいただきました。今回の職場体験が将来の進路選択・夢の参考になればと願うとともに、今後も未来の医療を担う人材を育てる取り組みを続けてまいります。