11月28日(木)、市民プラザかぞ(加須市市民総合会館)にて出張市民講座を行いました。この出張市民講座は、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただくことを目的としております。
11月のテーマは「サルコペニア・フレイルと運動について」という内容で、当院のリハビリテーション科で理学療法士である石田が講義を行いました。当日は50名の市民の方にお越しいただき、高齢者は心身が弱まると要介護になる可能性が高まり、巣ごもりフレイルに陥る危険性があるため日頃の運動や栄養そして社会活動への参加が重要となることなどをお話しました。
フレイルとは、心身が弱まっていて要介護になる危険性がある状態ではあるものの様々な機能をまだ戻せる状態でもあります。今回は、身体的フレイルに着目して「筋力や身体能力の低下(サルコベニア)」に対する知識とチェック方法や予防法を分かりやすく解説し、実際に会場内で参加者の皆さまと自宅で気軽にできる運動チェック法を体験していただきました。
参加者の皆さまからは、「今までフレイルとサルコペニア」の違いが分からなかったが、今回の講座で学べてよかった」「健康で長生きするために運動方法は自己流には注意し、教えて頂いた運動を取り入れていきます」「今日教えて頂いた運動を家で早速やってみます」などの感想をいただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
当院では、今後も「出張市民講座」を実施してまいります。この講座を通じ、地域の皆さまが病気や医療について知識を深め、健康増進や維持に役立てていただけるよう取り組んでまいります。
次回の開催について
<日にち> 2024年12月26日(木)
<時 間> 14:00~15:30
<場 所> 市民プラザかぞ 「5階 女性・青年センター活動室」
詳細は下記をご覧ください。
出張市民講座|12月26日(木)