7月18日(木)、ワークステーション型ドクターカーの運用にあたり、埼玉東部消防組合とともに合同練習を行いました。ドクターカーの要請があった想定のシミュレーションを2症例実施し、消防の指令内容からの準備・ブリーフィングを行い、ドッキング後の処置などの一連の流れを確認しました。

当院に併設されている、常駐型救急ワークステーション(救急隊)との連携を図り、ワークステーション型ドクターカーの運用を行っています。消防署が所有する救急車(高規格救急車)に必要に応じて当院の医師・看護師が同乗して、救急現場に出動することで、緊急度や重症度の高い患者さんを病院外で早期に診療開始ができ、救命率の向上や後遺症の軽減が期待できます。

ドクターカーの目的

  • 医師による、医療介入・決定的治療までの時間短縮
  • 救急隊では不可能な高度な医療の提供
  • 治療方針決定の前倒し

ワークステーション型ドクターカーの仕組み

  1. 119番入電:119番入電時に通信指令担当がキーワードに定める内容を覚知した場合
  2. ドクターカー出動要請:現場の指揮官が医師による医療行為などが必要と判断した場合
  3. ドクターカー出動:救急ワークステーションにおいて救急ワークステーション担当または 救急隊長が医師による医療行為が必要と判断した場合

今後も定期的に合同訓練を行い消防との連携強化を図るとともに、より質の高い救急医療提供につなげてまいります。