11月17日、埼玉県と加須市の共催のもと国民保護実動訓練が加須市の商業施設で行われ、当院からワークステーション型ドクターカーが出動、災害派遣医療チーム(DMAT)が参加しました。この訓練は、大規模なテロなどに備えて関係機関の相互連携や対処能力の向上を図ろうと、県が2005年度から行っているものです。例年は体育館やスタジアムでの訓練ですが、14年ぶりに民間商業施設での開催となりました。県や市をはじめ警察、消防、陸上自衛隊、地元大学の学生など約500名が参加。当日は、営業中の店内で毒性の強い化学剤・サリンがまかれたという想定で始まり、化学防護服を着た消防隊などが被害者の救助、当院の医師・看護師、埼玉DMAT、日赤救護班が医療処置を実施しました。人が多く集まる商業施設において通常の営業時間で行われたため、より実践的な訓練を行うことができました。