臨床研修プログラム
1. プログラムの名称
済生会加須病院臨床研修プログラム
2. プログラムの特色
厚生労働省より提示された必修項目を、十分に研修できるように配慮している。
このプログラムを通じて、研修医のプライマリ・ケア診療、救急医療の基本が習得できるように配慮している。
各診療科の指導医も多く、研修医に指導できる十分な体制を整えている。
3. プログラム責任者
救急科担当部長/救命救急センター長/医師臨床研修副センター長 速水 宏樹
4. プログラムの概要
(1) 研修目標
厚生労働省が定める「臨床研修の到達目標」に示された行動目標および経験目標を到達することが目標である。
A 基本的目標
医療全般において基本的な能力(知識、技術、態度、判断力)を習得する。
プライマリ・ケア診療の基本を習得する。
救急患者への対処を習得する。
患者、家族へのインフォームド・コンセントを尊重した医療を習得する。
末期患者への対処を習得する。
生涯にわたる自己学習の習慣を身につける。
B 基本的方針
2年間の研修は、各診療科及び協力施設との連携のもとに、病院長が責任をもって行う。
知識、技術のみならず、意欲、コメディカルとの協調性、患者とのコミュニケーション能力も重視する。
臨床研修管理委員会において、指導医の評価、研修の到達状況を定期的にチェックし、必要に応じて面談を実施する。また、研修に必要な勉強会を含めた講習を実施する。
各診療科で研修医を指導する体制を整えている。
(2) 研修計画<2024年度から>
・1年次においては、オリエンテーションを含め、内科系(36週以上)、外科系(8週以上)、救急・麻酔科(8週以上)
・2年次には、小児科(4週以上)、救急科(8週以上)、精神科(4週以上)、産婦人科(4週以上)、地域医療(4週以上)の必修研修を行い、その後、選択科として28週の研修を行う。
※研修期間は4月1日から開始し、2年後の3月31日に終わる。
5.募集定員
2024年度から7名
6.スケジュール <2024年度から>
(例)
1年次 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
オリエンテーション |
内科系各専門領域を選択 |
麻酔科・救急科 |
内科系各専門領域を選択 |
外科系 | 内科系各専門領域を選択 | |||||||
2年次 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
救急科 | 精神科 | 産婦人科 | 地域医療 | 小児科 | 選択科 |
(1)4月にオリエンテーションを実施し、その後各科への配属となる。
内容は、①診療録記載方法 ②インフォームド・コンセント ③処方箋取扱い・記入 ④院内感染対策 ⑤安全管理対策 ⑥死亡診断書等書類の記載 ⑦文献検索
⑧終末期医療についての講義及び実習を行う。
(2)必修科研修
1年次
① 内科系研修
循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科、血液内科の中からローテートし、研修を36週以上行う。
② 外科系研修
外科・脳神経外科・泌尿器科・整形外科の中から、研修を8週以上行う。
③ 救急・麻酔科研修
救急外来・夜間救急・集中治療室・麻酔科(手術室)において、研修を8週以上行う。
2年次
① 小児科研修
小児科において、4週以上の研修を行う。
② 救急科研修
救急科において、8週以上の研修を行う。
③ 精神科研修
協力型病院において、研修を4週以上行う。
④ 産婦人科研修
協力型病院において、研修を4週以上行う。
⑤ 地域医療研修
協力型病院または協力施設において、4週以上の研修を行う。
(3) 選択科研修
将来の専門科をめざせるよう、当院診療科の中から選択する形式をとり、28週の自由選択研修とする。
【選択可能な診療科】
循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、神経内科、血液内科、糖尿病・内分泌内科、外科、脳神経外科、泌尿器科、整形外科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、救急・麻酔科、放射線科、眼科、産婦人科、精神科、病理診断科、形成外科、保健・地域医療行政
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